Q&A 

Facebookなどに寄せられた、疑問やご意見に対してお答えいたします。
皆様から、広くご意見や質問をいただき、丁寧にお答えしたいと思います。

Q. 子供たちの部活動などの環境整備についてどう考えていますか?

A .子供たちが、やりたいことを一生懸命やれる、ということはとても大切なことだと思います。また、子どもたちの人数が減ってきて、以前とは違い、どこの競技も選手不足になっています。逆に、子どもの数が減ってきたからこそ、むしろ一人一人に手厚い手当ができるのじゃないか、とも思っています。
 小5の時陸上100mの全国大会で5位、2015年の中2の時大鰐の全中で回転優勝した、大阪桐蔭から中日に入った根尾昂選手のように、やりたい競技を自由にやらせられる環境を作ってあげられたらいいな、と思っています。根尾選手は「スキーで体幹を鍛えたことが野球にも役立っている」と言っていました。
 学校の部活動については、教師の働き方改革もあり、外部に依存してきています。大鰐町でも、様々な競技団体をまとめて、地域総合型のスポーツクラブができないか、と思っています。
 昔の小学校の部活動のように、夏は野球、陸上、相撲、冬はスキー、あるいはバスケ、バトミントン、マーチングなどできるだけ、子供たちを囲い込まずに、やりたいものができるような形にならないかな、と思っています。
 特に、子供の成長黄金期【ゴールデンエイジ】である10~12歳の時期に様々な動作をおこなうと、脳が刺激されて運動神経がどんどん発達していくといわれています。
 また、学業だけではなく、部活のような活動についても奨学金のような支援ができないか、ということも考えています。

Q.こどもの貧困について

A.子どもの貧困を大鰐町からなくそう、と考えています。子供の貧困は7人に一人、約14%だと言われています。40人学級で5,6人いる計算になります。このコロナ禍で失職数が増えていますから、状況はもっとひどいかもしれません。
 幼い子供を抱える家庭には、ミルク、紙おむつ、子供服などの支給ができないか?
また、スーパーやコンビニ、飲食店のフードロスを軽減しながら、食品を確保するフードバンクや子供食堂などができないか?
 現在、社会福祉協議会が行っている事業をどうやって活性化させ、拡大していけるか?一つの方法として、「貧困家庭」と決めつけて「援助してやろう」というのは抵抗がありますので、誰でもが参加できる「大鰐もったいないプロジェクト」はどうでしょうか?
 例えば不要になった衣服、玩具、スポーツ用品、楽器などを寄付してもらい、それをほしい人に譲り合う、システムをつくれないか?
 そして、不足しがちな品物については、広く寄付を募ったり、町からの公金を利用して補完できないか、と考えています。

Q.大鰐診療所として建設が進められている町立大鰐病院についてはどう考えていますか?

A.できれば、病院という体裁を保てるうちは、言い換えると、3人の常勤医師が確保できるうちは病院として維持して、3人の常勤医師が確保できなくなったら、診療所になるしかないわけですから、できるだけ病院として残す努力をしてほしかったと思います。
 診療所にする最大の理由は、将来は常勤医師3名を確保できなくなり、診療所になる可能性が高いから、最初から診療所とし建設したほうがいいい、ということだと思います。
 しかし、常勤医師確保のためにどういう努力をしたのか?私は、常勤医師の定年年齢の引き上げ(65歳から70歳へ)、医学生への6年間2千万円程度の奨学金(大鰐病院へ一定期間勤務すれば返還不要)、医師派遣機関への積極的な登録、などを提案しましたが、ほとんどやっていないようです。
 それから、外科を標榜している以上は手術室は必要だと思います。災害など有事の際は野戦病院のようになります。手術室があるかどうかは町民の命を守るという点では大きな問題です。また、将来、眼科の常勤医師が確保できても手術室がなければ白内障の手術もできません。
 この4月から、眼科も耳鼻科もなくなりましたが、今建設中の診療所に診察室を2つ増やせば、眼科も耳鼻科も継続できたそうですから、とても残念です。医療サービスをどんどん減らしながら高額な診療所を建てることに大きな疑問があります。
 何度も議会でも要望してきましたが、訪問看護や訪問介護、訪問リハビリなど、在宅医療への万全な体制整備と、理学療法士さんを増やして、温泉を利用したリハビリセンターを設置したいと思っています。

Q.弘前市長選を総括した記事の中で、現職との政策の違いを明確にしないと有権者にはわかりにくい、という指摘がありました。このことについてどう思いますか?

A.小泉改革のように、「郵政民営化」というワンイシューで政策を問う場合は別にして、地域の課題に対する認識が似ていれば、同じような政策になる可能性があります。 
 しかし、唱える政策は似ていても、どれだけ現実的な計画を持っているか、政策として実行する意欲があるか、そういうところもまた、判断の材料になるとおもいます。
 また、どういう人が応援しているか、というのも判断材料になるかもしれません。
いずれにせよ、誹謗中傷だらけで怪文書が飛び交うような下品な選挙はしたくないと思っています。きちんと政策論争をして、選挙で当選したら、相手候補の政策でも良いものは取り入れていけるような懐の大きな町長になりたいと思います。